資産運用!所得別 貯蓄別の人気な金融商品は?リスク・リターンを解説

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子供の頃、お正月にもらったお年玉は銀行に預けておけばかなり増えていたという経験を持っている人にとって、資産運用というテーマは以前は重要ではありませんでした。しかし、そうした時代は終わり、今後は預金以外にお金を殖やすにはどうしたら良いのかを考える必要性を感じている人が増えています。

資産運用で年収500万なら資産3000万円も

資産運用といっても、何から始めたらいいのか分からず、二の足を踏んでいる方は少なくないようです。

資産運用のポイント

資産運用のポイントとして、短期で殖やすのか、長期で少しずつ殖やすのかは人によって考え方が違います。お金を殖やすという結果には、その結果をもたらす知識が必要と言えます。

こうした知識を得る機会は、金融機関を始めとして証券会社や保険会社で無料で定期的に提供している場合があります。まずはそうした無料のセミナーや講習会に参加して、何から始めればいいのかのヒントをもらうというのもいいかもしれません。

注意するポイント

資産運用は、低金利時代にこそ必要と言えます。この低金利がいつまで続くかは不透明ですが、金利が上がれば有利になるのはご承知のように金融機関への預金です。つまり、金利の動向をよく確認し、御自身の資産を預金と投資にどの割合で配分するのか、そして金利の動向が変化すれば柔軟にその配分の修正をできることが重要です。

預金といっても普通預金から定期預金、金融機関もメガバンクからネットバンクまで様々です。金利が少しでも良い金融機関や預金のタイプに柔軟に乗り換えることで、長い目で見れば資産運用の成否は変わってきます。

同様に投資においても、どのような金融商品に投資するかで、目標とする利回りは違ってきます。高い利回りを追求するのも良いのですが、短期では高い利回りも、長い目で見れば低い利回りとなる場合があります。

参考にしたい点

資産3000万円超えを実現した方で、資産運用を始めたのは最近という女性は少なくありません。こうした方は本業のお給料以外に次のような行動をされているようです。

・一般的な金融関連講座に積極参加し、苦手分野を選んで受講している
・証券会社のパンフをもとに独学し、銘柄の特徴を調べ、ポートフォリオを考えるようになった
・セミナーに参加し、長期投資のコツや投資の社会的意義を学んだ

無料の講習会やセミナーに参加し、そのことがきっかけで資産運用に開眼したということが共通点のように思われます。

資産運用の基礎知識

資産運用の基礎知識をおさらいします。

リターンとは

リターンは、資産運用の結果で得られる果実です。その果実を得るためには資産という名の木が順調に成長を続けていることが条件になります。必要な時期に水や肥料をやり、植え替えなどの手間を惜しまなければ植物はやがて花が咲き、実をつけますが、資産運用についても正しい知識に基づいて手間をかけることが成功につながる部分が多いです。

リスクとは

資産運用という木は、金利や為替レートの変動といった経済的な外部環境に耐えずさらされています。植物が順調に生長する条件として適度な日照と降雨が必要ですが、日照や降雨は多すぎても少なすぎても生育に悪影響を及ぼすことでしょう。

資産運用においても、適度の金利や為替レートの変動が資産を殖やす上で重要ですが、急激な金利や為替レートの変動は資産を殖やす上で障害となったり、資産を減らす原因となります。こうした想定外の急激な金利や為替レートの変動のことをリスクといいます。

キャピタルゲイン、インカムゲインとは

リターンはキャピタルゲインとインカムゲインに区分できます。投資する対象そのものの成長や価格変動によって生じるリターンがキャピタルゲインで、具体的には取引価格の上昇時に売却したり、下落時に買い戻すことで得られます。

インカムゲインは投資する対象とは別に、派生的に生じるリターンで、具体的には利息や配当などがあります。

金融商品によってキャピタルゲインとインカムゲインが両方狙える商品と、インカムゲインのみ狙える商品があります。

イールドギャップとは

キャピタルゲインとインカムゲインが両方狙える商品はハイリターンですが、ハイリスクです。キャピタルゲインとインカムゲインには次の関係があります。

・現在の資産価値=インカムゲイン÷還元利回り
・キャピタルゲイン=現在の資産価値-取得時の資産価値

還元利回りと金利の関係は投資において重要で、投資の判断基準として使うことができます。

・還元利回り>金利:投資すると利益が見込める
・還元利回り<金利:投資しても利益が見込めない

「還元利回り-金利」はイールドギャップといい、この指標がプラスだとお金を借りて投資することで、高い利回りを求めて、より多額のお金がかかる金融商品に投資を行うことができます。不動産投資などで特に重視される指標です。

ファンダメンタルとは

製造コストなど投資対象物へ投じられたお金は、投資対象物の価格を下支えする基本的な価値になります。金や原油といった商品、不動産など有形物への投資の場合は、採掘コストや加工コスト、土地の取得費や建物の建築コストなどがそれに該当しますが、そうした投資対象物の価格を下支えする基本的な価値をファンダメンタルと言います。

投資対象によって、ファンダメンタルが明確な場合と、そうでない場合がありファンダメンタルが明確な金融商品は、基本的に価格がゼロになることはありません。

資産運用の種類と比較

資産運用として代表的なスタイルの概略と、平均的な運用利回りをご紹介します。

証券投資

証券投資には株式投資と債券投資があります。株式投資は発行する団体が資本金調達のために発行する株式を取得するもので、株式を取得した持分に応じて株主として経営に関与する権利を有したり、優待が受けられます。債券投資は発行する団体が資本金以外の資金調達のために発行する債券を取得するもので、満期まで持ち続ければ発行する団体が債務不履行や倒産などしない限り、償還期限に元本は戻りますし、償還期限まで定期的に利息が受け取れる点で安心です。

.証券投資の平均的な運用利回りは本記事執筆時点で次のようになっています。

・株式:5~6%(平均的な銘柄)
・債券:0.059%(10年国債)、0.33~0.35%(AA格付けの社債で残存期間10年の場合)

不動産投資

不動産投資は物件を転売して売却益をキャピタルゲインとして狙う場合と、物件を保有して家賃収入をインカムゲインとして継続的に狙う場合の他、不動産を小口化して証券化した投資信託を購入する場合があります。

家賃収入を目的とする不動産投資の平均的な運用利回りは本記事執筆時点で4.5%前後(東京23区内物件)、不動産に関する投資信託で5.8~6.5%前後(J-REIT)となっています。

その他の投資

証券投資や不動産投資以外で人気なのがFXや仮想通貨への投資です。FXは外国為替証拠金取引という金融先物取引の一種、いわゆる「先物取引」です。仮想通貨は実物とFXと同様に先物の取引もあるようです。

先物投資は金融先物の他に商品先物という種類もあり、先物投資は実物を扱わない分だけ取引コストを安くできますが、実物のようなファンダメンタルに基づいた投資ではなく、価格変動のタイミングを見て売買を行う「差金決済」という点に特徴があります。取引開始前に証拠金というお金を口座に預託し、その証拠金の数倍の取引単位で取引できる仕組みとなっていて、うまくいけば元の資金の何倍にも殖やせますが、それと同じだけのリスクを受ける危険があります。

資産運用を初心者が低リスクではじめるには

初心者が資産運用を低リスクではじめるためのポイントをご紹介します。

金融商品を選ぶ際のポイント

投資で狙うリターンを明確にします。インカムゲイン狙いなら金融機関への預金と同じでローリスクです。キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙う、大きなキャピタルゲインを狙う、といった順でリターンの大きさと共にリスクも大きくなります。リターンとリスクに応じて複数の金融商品に投資し、その構成割合を金利の動向に応じて変えていくということがよく行われます。

時間を味方に付ける

キャピタルゲインの大きい金融商品はハイリスクであることが殆どですが、こうした金融商品を小口化して販売していることがあります。株式であれば銘柄によって1単元単位で売買するとかなり高リスクですが、1単元に満たないミニ株、プチ株といった小口化された株式の場合、リスクはかなり低くできます。

また、投資を一時に行うよりも、一定金額ずつ少額で積み立てる形で行うことで、価格変動リスクを購買数量で調整することができます。さらに積み立てによって時間で価格変動の影響を平均化する効果も期待できます。初心者の投資は「時間を味方に付ける」のが成功のポイントです。

 

所得、貯蓄別にどのくらい投資しているか?

投資のスタイルや好まれる金融商品の傾向について調べてみました。

平均的な日本の家庭の投資スタイル

総務省統計局のデータでは、2人以上の世帯で投資(証券投資)が金融資産に占める割合は約14%前後、定期預金を含む預金が約63%前後、保険への運用が約20%前後となっていて預金と保険で約83%前後を占めています。投資(証券投資)では個人向け国債を中心とした公社債への運用が人気で、海外と比べると株などリスク資産への投資はまだ低い水準にあると言えます。

所得別にどのくらい投資しているか

所得別に投資の占める割合を見ると、所得が高いほど投資(証券投資)の割合が高い傾向が見られます。所得が1000万円を超える層になると、金融資産に占める投資(証券投資)が金融資産に占める割合は16%を超えてきます。

所得の多い人ほどリスク許容度が大きい、つまりハイリスクハイリターンな金融商品に投資する傾向が高いようです。

貯蓄別にどのくらい投資しているか

貯蓄別に投資の占める割合を見ると、貯蓄が多いほど投資(証券投資)の割合が高い傾向が見られます。貯蓄が3000万円を超える層になると、金融資産に占める投資(証券投資)が金融資産に占める割合は19%を超えてきます。

まとめ

資産運用に関しては金利が低いとはいえ、まだまだ預貯金の比率が高いのが日本人の特徴のようで、こうした背景には積極的に危険を冒して利回りを追求するより、元本割れといったリスクを避ける方を重視する国民性が表れているように感じます。こうした国民性はすぐに変化することはないにしても、投資に関するリテラシーの高い方は、それぞれの方法で着実に資産を殖やしてきているようです。まずは低リスクな金融商品から投資を始めてみてはいかがでしょうか。







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